NHKの大河ドラマ「どうする家康」が始まりました。
放送一回目にしてCGが多用されていて、評判も賛否両論。
特に乗馬シーンでは、意見が分かれるところのようです。
今回の大河は、徳川家康の若い頃を中心に描かれていて、
織田信長役は大河ドラマで主演を務めたこともある岡田准一さんです。
岡田准一さんは、馬を乗りこなせる役者さんとしても知られています。
・岡田准一さんの馬術に関して
今回はこちらについて見ていきたいと思います。
乗馬シーンがCGの理由は松本潤なの?
今回の大河ドラマ「どうする家康」は、徳川家康の若い頃を中心に描かれていますが、当然合戦シーンも多数出てきます。
すでに1話2話の「桶狭間の戦い」で、織田信長が今川義元を撃ち落としています。
本来なら役者さんたちの乗馬シーンも大きな見どころ。
それなのに馬に乗るシーンにCGが多用されていたことに、違和感を抱いた方も多かったようです。
#どうする家康
岡田准一さんはCGにしなくても戦国の馬乗れるだろ!!なぜあんな安っぽいゲームみたいなCGで乗馬シーンを撮った??これゲームのCG作ってる人が映像担当してない??今川の首にカラスとかもゲームっぽい…— idhk (@idyt_hkry) January 8, 2023
乗馬シーンのCGが目立つためか、
「主演の松本潤さんが馬に乗れないせいでは?」
との憶測が飛んでいたようですが、松本潤さんはドラマが始まる一年前から馬場に通い、乗馬の練習をされていたそうです。
山梨県・小渕沢にある乗馬クラブ「ラングラーランチ」では、「鎌倉殿の13人」を始め、これまでに多くの大河ドラマの馬術指導をされていますが、代表の田中光法さんが雑誌のインタビューでお話しされていました。
戦での殿潤の乗馬シーン見たいなぁ…🏇
コロナの大馬鹿ー‼️😭
#どうする家康 #松本潤 pic.twitter.com/LYglOSVHgD
— ねこじゅん (@usaneko678) January 11, 2023
そうやってクランクイン前に役者に練習してもらうようにしたのは、大河ドラマ『武田信玄』(1988年)が最初です。
「うちのクラブでちゃんと練習をさせてあげてください。そうでないと危ないですよ」とNHKに言いました。
最近では大河の主役になる役者さんは、真面目な方だと一年前から練習を始めます。
『真田丸』(2016年)の堺雅人さんも、今年の小栗旬さんもそうです。
来年演じる松本潤さんも去年から練習に来ています。
練習しているうちに、みんな乗馬が楽しくなっていくんです。
https://www.news-postseven.com/
確かに「鎌倉殿の13人」では、役者さんが見事に馬を乗りこなして、さっそうと走る姿が印象にあります。
というか、ほとんどの時代劇ってそういうものでは?
乗馬シーンがCGになった理由は色々あるようですが、コロナで撮影が中断されるのを懸念されてというのが大きいようですね。
せっかくの乗馬の練習が日の目を見ないなんて、役者さんもさみしいですよね!
馬を乗りこなすロケシーンを、ぜひ見てみたいと思うのですがいかがでしょう?
岡田准一の馬術がすごい!
「どうする家康」で、戦国武将「織田信長」役を演じられている岡田准一さんの馬術の腕前は、広く認められているところですね。
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」では主役を演じられ、見事に馬を操っていました。
2018年には、映画「関ヶ原」で、徳川家康と対峙する石田三成役で第41回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞されています。
この時にも、スタントは使わず「流鏑馬(やぶさめ)」のシーンも馬に乗って自分自身で演じるというこだわりよう。
流鏑馬とは、疾走する馬の上から、的に向かって矢を射ることですね。
この前、BSの番組で岡田准一さんが流鏑馬に初挑戦…というかその場でやってみますかと言われてすぐに馬を走らせて射ることができたのを観て、邦画界!早く岡田准一さんが流鏑馬する場面がある時代劇を撮るんだ!てなったし
— ぬえ (@yosinotennin) December 8, 2022
このお芝居の時に乗せてもらった馬を、
「大河ドラマでも乗背てもらった、自分のいうことを聞いてくれるとても相性のいい馬」にとお話されていました。
CMにも起用される乗馬シーン
大河ドラマや時代物の映画の他にも、バラエティやCMなどでも岡田准一さんが馬に乗るシーンは起用されています。
2022年のマクドナルドのCM「マックTHEチキンガーリックペッパーの一撃」では、岡田さんがカウボーイに扮しています。
西部劇のような荒野をイメージした撮影で、雨を降らせたり馬を走らせたり。
乗馬のシーンでは、馬の手綱を持って合図を送るとすぐに馬が答えてくれて、見事に撮影が成功したとのこと。
「頭のいい馬だったので、こちらのやりたいことを察してくれる」
と馬のことをとても理解されていました。
この時も馬との相性はぴったりだったそうです。
きっと馬と心を通わせる方法を知っているのですね。
岡田准一の恩人は渡哲也さん
岡田准一さんが乗馬を始めたのは、20歳の時に出会った、俳優の大先輩・渡哲也さんの言葉があったからなのだそう。
お二人は、2001年のドラマ「反乱のボヤージュ」で共演されています。
若い頃から役者路線を中心にしていくことを意識していた岡田さんに、渡さんは「役者は若いうちから馬に乗っておいたほうがいい」とアドバイスされました。
岡田さんは21歳から3年間、舘ひろしさんや徳重聡さんなど石原プロの俳優さんたちが通う乗馬クラブに入り、乗馬を習われます。
21歳で紹介してもらった場所としては、すごい場所ですね。
初めはかなり重く感じ、緊張されたそうです。
それがその後の大河ドラマや数々の作品に生きているのですね。
大河ドラマでは馬に乗れるか乗れないかで、認めてもらえるかどうかが変わるのだそう。
現場で周りに安心感を与えられる役者さんには、現場スタッフの方達も一目置くということなのでしょう。
「それも僕たちの仕事の一つ」とおっしゃる岡田さんにプロの魂を感じます。
「どうする家康」で主演の松本潤さんも、先輩である岡田准一さんをリスペクトして武術や格闘シーンの準備に余念がないようです。
きっと乗馬シーンも大河にふさわしいものを見せてくれるはずと思うと、CGなのはとてももったいない気がしますね〜!
「どうする家康」乗馬シーンがCGの理由は松本潤?
大河ドラマ「どうする家康」の乗馬シーンがCGなのは、主演の松本潤さんが馬に乗れないせいというのはデマで、実際は一年前から撮影のための準備をしていたということがわかりました。
大河の先輩である岡田准一さんの乗馬は、俳優の渡哲也さんのアドバイスで21歳から3年間乗馬クラブに通って身につけたもの。
大河ドラマで、CGではなく役者さんが演じる乗馬のシーンを見てみたいものです。
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