仏師・加藤巍山(かとうぎざん)の仏像がすごいと話題です。
8月22日の情熱大陸にも出演されました。
2021年のクリスティーズのオークションにも出展され、すごい価格がついたとか。
加藤巍山さんの仏像作品はどこで見られるのでしょう?
オークション・クリスティーズNYでの落札価格がすごい
2020年秋のクリスティーズNYの日本・韓国美術部門のオークションに、加藤巍山(かとうぎざん)さんの作品が出品されました。
カタログの表紙にも採用されています。
この部門には、重要文化財の運慶の大日如来像が出品されたことがあるそうです!
このカテゴリーで現存の彫刻家が出品するのは初とのこと。
ついた落札価格は3,270万円だったということです。
もはや、文化財レベルと言える加藤巍山さんの作品。
確かに金額そのものはすごいですが、作品に対する価格という意味では、もっと高くても全然不思議ではありませんね。
魂が入っているとしか思えない仏像は、大きな博物館に飾られていても不思議はないです。
大きなお寺に捧げて、たくさんの方を癒す力があると思います。
今後、さらに高値がつくようになっていくのではないでしょうか。
クリスティーズで作品が3270万円で落札され話題になった仏師、加藤巍山氏のインタビューがアートコレクターズに載っていた。自分の作品が世界市場でどんな評価を受けるかプレッシャーは相当大きかったようだ。 pic.twitter.com/rzrh0vQDZA
— narziss (@narziss) October 31, 2020
チャリティや仏像の奉納も
また、加藤巍山さんは、過去にチャリティーオークションなどもされています。
制作過程をレポートし、オンラインオークションで販売し、収益の⼀部を⽇本⾚⼗字へ寄付するという取り組み。
また、クラウドファンディングを立ち上げて、制作した仏像を、五百羅漢寺へ奉納されています。
吉兆を呼び、困難を乗り越えるといわれる麒麟像。
コロナや災難をいさめるという願いが込められています。
なんでも夢で麒麟を彫れと言われたとか。
その目標金額は350万円。
オークションに比べたら10分の1ですが、多くの方の協力で達成されていました。
無事に奉納されることができたようです!
ただ彫刻作品を掘っているだけではなく、その行いも仏師のもの。
こういう方が作られた作品、見てみたいですね。
過去の加藤巍山(かとうぎざん)の仏像展は?
2020年の12月には、銀座SIXの蔦屋書店でチャリティプロジェクトの仏像展が開かれていました。
今までの作品展はどんなところでやっているのか?
と調べてみました。
2019年12月には、日本橋タカシマヤの6階でも仏像展をされていました。
2017からの巡回展、 「驚異の超絶技巧!展」では、「恋塚」と「しかみ」という作品が出品されていました。
日本中の工芸展とともに展示されていたのですね。
・2016 「白隠展」(東北歴史博物館)
・2017~ 「驚異の超絶技巧!展」三井記念美術館(東京)、岐阜県現代陶芸美術館(岐阜)、山口県立美術館(山口)、富山県水墨美術館(富山)、あべのハルカス美術館(大阪)
・2019 「示現/加藤 巍山」個展(日本橋タカシマヤXギャラリー)
・2020 クリスティーズ NY(日本・韓国美術)に「示現・Ⅰ」を出品
・2021 クリスティーズ NY(日本・韓国美術)に「慈」を出品
(その他チャリティ活動など)
・2011~ 〈縁〉仏像奉納プロジェクト(仏師・三浦耀山氏とともに東北の被災地へ祈りと鎮魂の仏像を奉納する活動)
・2019 台風19号チャリティー展(新宿タカシマヤ)
・2020 〈瑞光〉-新しい時代の兆し-チャリティプロジェクト(銀座蔦屋書店)
出典:公式サイト
今はなかなか展覧会なども開けないのかもしれませんが、ぜひ自分の目で見たいですね。
本物はどんなに迫力があるのでしょうか。
仏師・加藤巍山の展覧会・オークションの価格がすごい まとめ
仏師・加藤巍山さんの仏像が素晴らしいです。
クリスティーズNYの日本・韓国美術部門のオークションでの加藤巍山(かとうぎざん)さんの作品の価格がすごい。
重要文化財の、運慶の大日如来像が出品されたオークション。
その金額は、3,270万円。
チャリティーやクラウドファンディングを行い、寄付や奉納などもされている現代の仏師加藤巍山さん。
本物の仏像をこの目で見られる日を心待ちにしています!
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