すとぷりの莉犬くんは、中性的でステキな声の持ち主で歌い手としても大人気。
元々の性別は女性ですが、性同一性障害で悩みを抱えているというカミングアウトもされています。
そんな莉犬くんが、2022年の10月にタイで性適合手術を受けたと発表がありました。
莉犬くんが悩んでいた子供時代、十代の頃、そしていまはどんな状況なのでしょうか。
すとぷり莉犬の素顔は?
すとぷり莉犬くんの素顔は、ライブやTwitterで見ることができます。
素顔は可愛くてカッコいいイケメン王子というところでしょうか!
無観客ライブまであと少し🐶❤
ドキドキしたきたぜ…🐶❤
応援よろしく頼んだ😈✨
#すとぷり無観客ライブ生配信 pic.twitter.com/B00nWozYtQ
— 莉犬くん@すとぷり (@rinu_nico) August 27, 2020
莉犬くんの素顔はイケメンでカッコいい!
中性的で綺麗な男性といった風情で、女の子たちが憧れるのもわかります。
🍓すとぷり DOME TOUR 2022「すとろべりーめもりー Vol. Next!!!!」
西武ドーム2DAYS!!✨️
本当にありがとう!!!!!後悔のない最高の夏でした
君との未来を、居場所を、すとぷりを
守り続けるって約束するよすとぷりもすとぷりのリスナーも最高🌟
あいしてりゅ🐶❤️#すとぷり西武ドーム pic.twitter.com/gMPoJdbXV5— 莉犬くん@すとぷり (@rinu_nico) August 29, 2022
王子様風の容貌ですね〜!
ライブでの勇姿は、カッコよくて惚れ惚れしますね!
ななもりさんがお休みの間に、すとぷりを一生懸命守ろうとする姿は頼もしかったです。
来てくれた子、おうちから背中を押してくれた子、皆の応援のおかげで大成功でした!✨
すとぷりでよかった
俺たちのリスナーが君たちでよかった君と作った今を未来に繋げていけるよう
これからも走り続けます!本当に本当にありがとう🐶❤️ pic.twitter.com/utm2eb7bK1
— 莉犬くん@すとぷり (@rinu_nico) May 6, 2022
そして女性でもある莉犬くんの歌声は、独特の透明感があって、とても美しいです。
声を聞いてファンになった方も多いようですね。
莉犬くんの性同一性障害と悩み
莉犬くんは2017年に自分は性同一性障害であると公表していますが、その後もファンは変わらずに応援を続けています。
その時に、莉犬くんがTwitterで発表された内容を転載します。
こちらが自分からの報告です。
長くなってしまいましたが最後まで読んでいただけると嬉しいです。 pic.twitter.com/hgb0r51lKU
— 莉犬くん@すとぷり (@rinu_nico) September 2, 2017
僕は心は男で体は女であるという、「普通ではない状態」で生まれました。
いわゆるFTMという性同一性障害であるということを報告させていただきました。
ただ、僕は好きでこの体に生まれたわけでも、好きでこの心になったわけでもありません。
望むことなら一般的な、「普通」の状態で生まれたかった。
小さい頃から好きになるものは男の子が好きになるものであったし、遊び相手は男の子で感覚も男の子。
僕にとってはそれが「普通」でした。
でも、大きくなるにつれて、それが「普通」ではいけないことを知りました。
小学生高学年にもなると、
女の子たちに「おまえはおかしい」「気持ち悪い」と言われ、いじめられました。
悪口を言われて、ハブられて、
大人に相談しても「おまえがおかしいから仕方ない」と言われました。
その時初めて自分が「普通ではないこと」を知りました。
中学生にもなると、クラス中でばかにされ、授業中に何回も笑い者にされた挙句、なんども先生に呼び出されました。
悔しかったし、恥ずかしかった。
ここで、「普通ではないことはいじめられる」と学びました。
普通の女の子でないといじめられる。
それは俺にとっては一種の呪いみたいなものだったと思っています。(中略)
子供の頃から、性に関することで悩んできたことを打ち明けられました。
Youtubeではそれ以外にも、家庭の事情でお母さんやお兄さんともめていた事実もお話しされています。
いろんな悩みが莉犬くんを苦しめていた時に出会ったのが、ネットの世界でした。
そんな時に出会ったのが、この「歌ってみた」の世界でした。
女なのに男っぽい、男なのに女っぽい、
それが個性になる世界を見つけてどれだけ救われたか。
ここなら俺は男の子の部分を出してもいいのかな?
って、ここなら自分らしくいてもいいんだ!って思いました。
初めは男っぽい女として活動して満足していました。
「男みたい」って言われることは嬉しかったし、自分を許してもらえてるように思えた。
でも、リスナーさんがある程度増えて行って、結局自分が男っぽい「女」としてみられていて、
「男」としてみられてはいないことに気づいて、一気に気持ち悪くなりました。
リスナーさんからの好意が怖かった。
「女」としてみられてはいないことに気づいて、一気に気持ち悪くなりました。リスナーさんからの好意が怖かった。
「女」としてみられ流のが嫌で、もう自分はこの気持ちからは逃げられないんだって思いました。
普通でいたい。でも普通ってなんだろう。
俺にとっての普通は男であることなのに
俺は死ぬまでこうやって自分を騙して、死ぬまで周りの目を見て生きて行くのかな。
ぽれは今間違ってるのかな
じゃあどうすればよかったの?
生まれた時から普通じゃない人たちはどう生きるのが正しかったの?
正しい生き方を教えてよ(中略)
出典:公式Twitterより
莉犬くんがすとぷりに入ったのは、2016年の高校生の時。
大学進学をしたかった莉犬くんですが、
お母さんから「うちにはお金がないから大学は諦めて」と言われて断念されます。
その時にはすでに「すとぷり」に入っていて、その頃にななもりさんからこれからどうなりたい?
ときかれ、「人から認めらる人になりたい」と答えたそうです。
手を差し伸べてくれたのは、なーくんだけだったとおっしゃっていました。
19才の時には、お金を貯めて胸オペを受ける決心をされます。
未成年で手術を受けるためには、親の同意書が必要なので話をするとお母さんからは
「普通に生きてほしい、勘違いだったらどうするの」
と泣かれたそうですが、その後は男ものの服を買ってくれるほどになったようです。
現在の性別とタイの手術その後は?
現在莉犬くんは、男性として生きています。
その莉犬くんが、2022年の10月にタイで性適合手術を受けたと発表がありました。
性適合手術をしないと戸籍の名前も変えられない。
すとぷりの活動自体は好きだけど、これから先も活動を続けるなら、自分自身の人生を考えて、戸籍上も男の子にしたいと、適合手術を受けたいということはずっと考えにあったことだそう。
ですが、健康状態を保つために手術をしたら男性ホルモンを注射するため、声変わりがきて1オクターブくらい音が下がってしまうのだそうです。
そして音域も変わってしまったら、今まで預けてもらっていた役もできなくなるかもしれない。
声が変わってしまうことは、リスナーさんが好きになってくれた、莉犬くんの声がこの世界からなくなってしまうということ。
リスナーのみんなは優しいから、声が変わってもみんな自分を好きだと言ってくれると思うけれど
今の声を好きでいてくれるリスナーさんを裏切るようなことになってしまうのでは。
それを思って手術を受けることをためらっていたのだそうです。
「ホルモン注射を受けずに、性適合術を受けることはできますか」
と相談しても、そんな例はないと言われてしまうそう。
でも、性別が書いてあるからパスポートすら作りたくなくて、自分の個人の人生はどこにあるんだろう?
と思い続けていました。
そして色々な葛藤を経て、手術を受けることを決められたのですね。
現在は、男性として戸籍の名前も変えたそうです。
今回の手術の際は義理を通そうとお母さんに話をしたら、「体にきをつけて」と言われて拍子抜けしたとか。
手術に行く際には、電話がかかってきて
お母さんは「普通の体に産んであげられなくてごめんね」と泣いて謝っていたそうです。
お母さんにも少しずつ理解されてきたということでしょう。
お母さんのせいじゃないし、と飛行機の中で泣いたとありましたが、お母さんが莉犬くんに寄り添おうとしてくれているのが、嬉しく感じられました。
どちらの気持ちも考えるともらい泣きしてしまいますね。
タイの手術その後は?
タイの病院では、「やっと手術を受けられるんだ」というドキドキしながら、これからの未来を考えていたそうです。
けれど手術が終わると術後は痛くて耐えられなくて、痛み止めを飲んで耐えていました。
性別適合手術について調べると、決してなんでも叶えてくれる魔法の手術では無いのですね。
手術の条件に、「過度な期待を持っている人は、手術を受けないように」というものがあるそうです。
本当に望むところまでは届かない、万能では無いということなのですね…。
あまりの痛みに、こんなに痛い思いをしても、完全な状態にはならないのかと絶望的な気持ちにもなってしまったそうです。
ネガティブな思いにとらわれてしまう気持ちが伝わってきました。
術後のタイの街で
術後の経過観察の入院ののち、退院して歩けるようになって、タイの街を歩いてみたことも描写されています。
タイの街を歩いてみたら日本と全然違うタイの街並みにすごくびっくりしたそう。
住んでる場所や環境が違うと人が違うことはあたりまえなのに。
1人でお店でご飯を食べていたら、タイの女の子が話しかけてきてくれて、ひとしきりカタコトの英語で話をしたあと、彼女が胸を指差して「Cut?」と聞いてきます。
タイの人はいろんな性別の人がいるし、莉犬くんは胸オペしているから胸がないので、隠すことでもないと
「Cut cut!」と言ったのだそう。
すると、その女の子がめちゃめちゃ笑顔になって、自分の下半身を指差して、「me!cutcut!」と言ったのだそうです。
FTMの子タイではレディーボーイというのだそうですが、手術を受けている子だったのですね!
彼女はハイタッチして、ハグしてくれて、
「We will be happy」と言ってくれたのだそうです。
この時に自分は、幸せになるために手術を受けにタイにきたんだなあと、手術してよかったなあと
ホテルに戻ってからすごく泣いたそうです。
タイでは病院でも、日本から手術を受けにきたFTMの子と頑張りましょうと励まし合ったり。
病院の通訳もトランスジェンダーをサポートしてくれる現地の方や、当事者の方と話したりすることができて、悩んでいるのは自分だけじゃないと思って嬉しく心強かったことをお話ししてくれています。
こんなにデリケートなことを公表してくれた、莉犬くんの気持ちに震えますね。
悩んでいる方はすごく勇気付けられるのではないでしょうか。
知らないこともたくさんあり、勉強にもなります。
現在は、ホルモン注射は受けておらず、これからお医者さんとも相談しながら
いつかホルモン治療を始めますというかもしれないということですが、リスナーさんにとっても、莉犬くんが心も体も健康でいてくれることが何よりですよね。
すとぷり莉犬のタイの手術とその後は?
すとぷり莉犬くんが、性同一性障害の悩みを持っていたことは公表されていましたが、性適合手術を受けられたことを発表されました。
莉犬くんが、こんなにきちんと気持ちを伝えてくれるのは、リスナーさんを大切に思ってくれているからでしょう。
すごいことですね。
すとぷりと、莉犬くんのこれからの活躍を楽しみに応援します!
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