西武ライオンズで8年間プロ野球選手として活躍した、水口大地(みずぐち・だいち)さんが、「誰よりも必死に身長をサバ読み続けてきた元プロ野球選手」として8月30日放送の「激レアさんを連れてきた」に出演されますね!
現在は「ライオンズアカデミー」のコーチとして、次世代の子供達を育成しています。
水口大地さんがどんな方なのか見ていきたいと思います。
水口大地(みずぐち・だいち)経歴・プロフィール
生年月日:1989年6月28日
出身地:長崎県諫早市
身長:163cm
体重:70kg
高校:大村工高
現在、プロ野球選手の平均身長は、180.49cm、平均体重は84.63kgだそうです。
大きい選手だと、190cm、195cm、もっと大きい方もいらっしゃいますね。
水口大地さんは、身長163cmで体重が70kgと野球選手にしては確かに小柄ですね。
でも現役時代は、足の早さを生かした守備のうまさ、小柄でも力強い打撃が持ち味の選手でした。
身長をサバ読み
野球が大好きだった水口さんは、実際の身長だとスカウトにも選ばれないと、高校生時代は身長を171cm、西武ライオンズに入団する際には165cmとサバを読んで登録していたそうです。
中学生の時は143cmで、並び順は一番前だったそう。
ご両親は、周りの人から身長のことを言われることもあったとか。
気にして親御さんが、何万円もするカルシウム入りのドリンクを買ってきてくれたときもあったそうです。
地元・長崎の大村工高
高校は地元・長崎の大村工高に進学。
甲子園を目指していましたが、高校3年は初戦で敗退。
2008年に、地元にできたアイランドリーグの球団、長崎セインツに入られます。
「元プロ選手が指導してくれて、1日中野球ができる」というのが理由でした。
この時は、スカウトの人に見てもらえるようにと、7cmサバを読んで170cmと言っていたそうです。
本当に野球が好きなんですね!
それにしても周りの大人が、子供の身長が低いことを言ってくるなんて失礼なのでは。
本当に、人に言う言葉には気をつけねばと思います。
マスコットの着ぐるみを着る
その後、長崎セインツが経営難で解散してしまい、香川オリーブガイナーズに移籍されます。
ですが肘を痛めてしまい、、選手契約を解除され練習生に。
試合に出られないシーズンにはチームのマスコットの着ぐるみの中に入ったり、アルバイトをしたり。
練習生の間はお給料が出ず、マスコットの中に入ると1000円とお弁当がもらえたのだそうです。
そしてオフの日には人参畑でニンジンを掘るアルバイトをしているうちに、「一体自分は何をやっているんだ」と、気持ちが再び燃え上がり、野球に打ち込んでいきます。
そしてついに2012年、育成ドラフト1位で西武ライオンズに入団が決まります。
それまでにもいくつか話は出ていたそうですが、「もう少し身長があったら」と言われてしまい、諦めかけていたそうです。
育成選手となった水口大地さんは、2軍で猛練習したのち、2015年に支配下選手契約を結び、実際の身長が163cmであることを公表します。
もう身長をサバ読みする必要は無くなったのですね。
育成で指名されるというのは、選手としての伸びしろを期待されていたということだそうですね。
小柄でも、小さいからこそ努力する姿が評価されたのですね。
引退後ライオンズアカデミコーチに就任
2020年シーズン終了後に戦力外通告を受け、現役引退。
2021年にライオンズアカデミーコーチに就任します。
子供たちに「体が小さくてもプロになれるぞ、諦めるな」と教えたくなったのだそうです。
そしてそれは、小さい自分をとってくれた球団への恩返しでもあったのです。
やはり身長のことを言われるのは悔しかったけれど、小さいからたくさん練習しました。
もっと身長があったら、こんなに練習していない。
逆に身長が高かったら、NPBでプレーすることはできなかったと思います。
出典:https://full-count.jp/2021/06/09/post1095102/2/
辛いことも多かったけれど、楽しいから続けられた野球を子どもたちに教える人生をスタートさせます。
アカデミーに来る子供は背が高い子が多いけれど、小柄でもセンスのいい子もいるそう。
ちゃんとしたトレーニングも受けていないうちから、小さいからダメと決めつけるのではなく、選手のいろいろな面を見てあげたいという気持ちで指導に当たっているのだそうです。
きっと水口さんの元で、いい選手が育っていきますね!
水口大地プロ野球で身長をサバ読みまとめ
水口大地選手は身長が小さくて、サバを読んでもプロ野球選手になりたかったけれど、いつしか実力が認められ、サバを読む必要がなくなった方。
小柄だからこそ一層努力したプロ野球選手の姿は、子供達にコーチとしてたくさんのことを教えてあげられるのでしょうね。
コメント