2018年の6月に、WHO(世界保健機関)が定める「国際疾病分類」で、「伝統医学」として初めて漢方をはじめとする東洋医学が付け加えられたのは、それまでは西洋医学だけだったのが、漢方にとって大きな出来事だったそうです。
いま世界中の医療機関で導入が進む東洋医学。
今回のテーマは「新型コロナに負けない心と体」。
NHKで東洋医学の特集をやるって!これは気になります。
季節の変わり目、そしてコロナ禍を乗り切る簡単なセルフケアを一挙ご紹介
出典:https://www.nhk.jp/p/toyoigaku-honto/ts/WKV4Z1715P/
漢方薬のチカラ
![漢方薬](https://tamachikunoume.com/wp-content/uploads/2021/02/3dcb999cf03beed2758ee03bb3091707.jpg)
漢方薬
最近では内科や婦人科など病院に行っても、漢方剤を出してくれますね。
先日病院で粉末の頭痛薬を出してもらいました。
毎年冬に風邪をひくので、咳止めを出してもらったり、生理痛の時の薬なんかも。
腰を痛めた時に鍼を打ってもらったり、意外とお世話になっています。
コロナになって、自宅で作業することが増え、精神的にも落ち込んだりすることも。
在宅のパソコン作業で座りっぱなしのせいで、腰や首が痛くなったりすることもしょっちゅう。
この不調が東洋医学で良くなるなら、試してみたいです!
退院後も体調不良について悩んでいた庄司さん。
漢方専門医の診断を受けて、ある漢方薬を処方されました。
1か月間にわたってのみ続けた結果は、果たして…?
出典:https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=27344
漢方薬って、未病の状態で体の不調を治していくのがいいと言いますよね。
手足の冷えとか、慢性的な疲労、眠れないとか貧血気味とか、大きな病気になる前に体のバランスを整えるために活用したいな。
元気になるための漢方薬とは?
代表的な捕剤
![人参](https://tamachikunoume.com/wp-content/uploads/2021/02/bd34071dc8f32f5cc4b6eeb574323cc1.jpg)
人参 イメージ
良く使われる3つの捕剤!
病気をした後の体力がなかなか戻らない、だるさが抜けない、気力が落ちてる時などに使われる、免疫機能を調整してくれる漢方薬ですね。
十全大補湯は、病院で手術した後にも処方されるお薬ですって。
●人参栄養湯
人参栄養湯は、胃腸を良くして体を温め、呼吸器症状がある時の捕剤。
人参栄養湯を服用して、加齢とともに心身の活力が低下した状態「フレイル」の倦怠感を改善する報告が増えているんですって。
●十全大補湯
十全大補湯は、病後、術後、慢性疾患などで、体力、気力ともに衰弱、消耗し、疲労倦怠感が著しく、食欲不振、顔色不良などを伴うもの。
皮膚は乾燥しているいることが多く、貧血などを伴う症状の時に。
●補中益気湯
疲労が重なってやる気が出ないときに有効。
倦怠感が強く、意欲、気力がない場合に。
低血圧でめまいがする人などにもいいそうです。
食欲がない時に使われます。
さらに、「アンチエイジング効果」など、最新科学によって解明されつつある漢方薬のチカラを紹介。
遺伝子のレベルで老化を防止と言っていましたね。
漢方薬が売り切れるのでは…。
桁外れの美食と運動不足、清朝末期のすごいストレスにも負けず、美肌と細い体で、髪は黒々としていて、死ぬまでボケないで長生きした西太后も、漢方薬を使い続けていたことがカルテが残っています。
1日になんども漢方薬を処方させていたようです。
ツボのチカラ
![針](https://tamachikunoume.com/wp-content/uploads/2021/02/f965003b4a70d69e17562a77501d8737.jpg)
針
鍼灸は、うつ症状に有効です。
鍼灸施術により血中のセロトニンの濃度がアップすることがわかっています。
世界でも普及が進む鍼灸治療!
日本に鍼灸(しんきゅう)院は6万軒以上ですって。
イギリスでも大学で、鍼灸学の学位を取ることができるそうです。
美容鍼なんか、かなり浸透していますよね。
鍼灸院や整体院で扱っているところも見かけます。
うつ傾向の時は、「感情のブレーキ」をつかさどる脳にあるセロトニンが減っている時。
日々の生活の中であれはダメこれはダメと禁止ばかりしていると、ブレーキ機能が効かなくなってしまい、うつへと進んでしまうのだそう。
笑ったり、泣いたり、感じるままに心を表現することと、自律神経のバランスを整えるためのツボを押すことも有効です。
●足三里(あしさんり)
膝のしたのすね指4本のところにあるツボ
膝、ふくらはぎ、すね、足首など、足の疲れにすぐ効くツボですって。
胃腸の調子を整える
更年期障害からくる頭痛、肩こり、冷え、イライラにも効く
●内観
手首の下から指3本分
親指で潰すようにゆっくり5秒おす
緊張に効く。リラックスしたい時に押す
背中のツボ
現代人は背中が凝っている
●肺兪(はいゆ):せき、のどの痛みなど呼吸器系の弱い方に効く
●心兪(しんゆ):精神的な緊張や、ストレスを和らげてくれるツボ
●膈兪(かくゆ):下痢、嘔吐など消化器症状に効く
●頬車(きょうしゃ)
耳の付け根と、エラの中央を結んだあたりにあるツボ
フェイスラインのたるみや、ぜい肉の解消。小顔効果も期待できます。
顔のむくみやたるみ、口の周りのシワの防止に効く。
鍼灸のちから
脳の障害による体の麻痺に、リハビリ専門の鍼灸治療
足三里のツボや、ふうちなど、筋肉のこわばりを取ってから、理学療法士による手足の運動のリハビリをして、効果を促す。
痛みを感じる神経が敏感になってしまっているので、ツボを刺激することで、痛みの感覚を正常に戻してくれる。
サポートとして鍼灸を利用する治療法に使われています。
番組では、2ヶ月後に麻痺していた右半身の感覚が戻ってきたとありましたね!
嬉しそうにされていたのを見ると、諦めないで色々取り入れてみたいと思います。
マインドフルネス
![マインドフルネス](https://tamachikunoume.com/wp-content/uploads/2021/02/a693f1b7b474f805f4df33a3e18fb8d2.jpg)
マインドフルネス
マインドフルネスとは、「今この瞬間を大事にする生き方」のことをいうのですね。
仏教の経典で使われている、古代インドの言葉が元になっているとか。
集中力アップ、精神疾患の治療に、学校でのストレスケアにも取り入れられているようです。
今の自分の状態がどんなものであっても、判断を一切せず、完全に受け入れる気持ちで観察すること。
好き嫌いや、良い悪いで判断をせずに観察できるようになると、自分の状態がはっきり見えてくるんですって。
そして洞察力が高まることで、冷静に対処できるようになるそう。
うつ病の軽減や、トラウマの治療などにも効果的。
不安な気分を落ち着かせるのに、とても役立つそうです!
太極拳の呼吸
台湾に行ったときに、いろんな公園で太極拳をやっていたんですよね〜
ラジオ体操のような感覚?
混ぜてやらせてもらったのですが、すごく気持ちよかった。
日本でも普及して欲しいです。ぜひやりたい!
アメリカの研究で、特定のウイルスに対する免疫反応を高める効果が出ているんですって。
深くゆっくりとした呼吸が免疫アップの秘訣。
動きとセットで、深い呼吸をすることで体の隅々まで酸素が行き渡るような気がするんですよね。
きっと日本でも、公園とかでできますよね〜。
乾布摩擦
![アーユルヴェーダ](https://tamachikunoume.com/wp-content/uploads/2021/02/f89ab6b4e8c873570db20717014aaab3.jpg)
アーユルヴェーダ
カンプ摩擦は、インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダが元になっているとか?
血液の循環が良くなるし、手足の血行が良くなる。
体の不調を感じている腰や膝が痛い(私も!)
夜に睡眠薬を飲んでも寝られないなどの症状
カンプ摩擦をされたみなさん寝つきが良くなったと言われていましたね。
自律神経の働きが関係しているんですって。
認知機能の一つである、注意力の改善が見られた。
これはすごい!タオルで体を撫でこすっただけで?
カンプ摩擦をすることで、脳の血流がアップするんですって。
認知機能に大切な神経を、活性化させる可能性がある。
乾布摩擦で体の不調が改善されるって、すぐできて一番嬉しいかも。
ちょっとしたことで、諦めていた色々なこと(腰痛とか)を良くできるのかも。
東洋医学の勉強をしたくなりますね。
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