2021年3月29日(月曜日)の激レアさんを連れてきた。にフリーダイビングの世界大会に優勝した歳永(としなが)ゆきねさんが登場します。
このかた、本格的にフリーダイビングを始めてからまだ2~3年しか経っていないとか?
それで世界大会に優勝って…!
そんなことができるのでしょうか?
利長(としなが)ゆきねさんとは?どんな方なんでしょう?
歳永(としなが)ゆきねさんプロフィール
歳永ゆきね
1979年12月19日
静岡市清水区(旧清水市)出身0歳から水泳を始め、10歳から18歳までシンクロナイズドスイミングの選手として活躍。
国体7位、ジュニアオリンピック5位などの成績を残している。
2018年からフリーダイビングを本格的に始められます。
始めたきっかけは、それまで海に入ってタコの水中写真を撮っていて、もっと長く潜って海の生き物の写真を撮りたいと思ったからだそうです。
そしてわずか1年10カ月で日本代表選手に選ばれました。
フリーダイビングとは、酸素ボンベを使わないで息を止めたままどこまで深く潜れるかを競うスポーツなのですね。
水が怖い泳げない私には信じられません。
人間ではない、海の生き物のような気がします。
2020年10月11日から17日まで、キプロス共和国のラルナカで開催された世界大会「INFINITY DEPTH GAMES6」。
歳永さんは競技歴2年目で、初めての国際大会に出場です。
フリーダイビング競技には、海洋競技と、プール競技があるのですね!
【海洋競技】 一息でどれだけ海に深く潜れるかを競う4種目がある
・ CNF 足ひれ(フィン)を付けずに潜る種目
・ CWT 1枚フィンを付ける種目
・ CWTB 2枚フィンを付ける種目
・ FIM フィンを付けずに紐を引っ張って潜る種目
【プール競技】 プールにおいてどれだけ遠くまで泳げるかを競う
競技は4日間で、チャレンジは1日1回だけなのですね。
水着で注目を浴びた初日
その競技会場で、歳永さんはウェットスーツではなく、手作りの水着を着用して注目を浴びます。
初日は蜘蛛の衣装で準優勝
初日はCWTB(2枚フィン潜水)部門40m準優勝
初日、歳永さんはフィンをつけて潜る種目のCWTBに出場されます。
着用していたのはフリーダイビング用のウェットスーツではなく、歳永さん手作りの水着。
胸元には大きなクモのデザインで、さらにフィンもゴーグルも本格的な競技用のものではなかったそうです。
歳永さんの記録は40メートルで、この種目で準優勝する好記録でした。
専用の競技用スーツには、きっと深く潜るために必要な機能がたくさん付いているような気がするのですが。
手作りのクモのデザインはさぞかし目立ったでしょうね。
スパイダーウーマンと呼ばれていたとか!?
準優勝という記録に周りの人たちもきっとびっくりしたでしょうね。
2日目はキラキラの衣装で優勝
2日目からはフィンをつけない種目に出場します。
2日目は、CNF(フィンなし潜水)部門で優勝
2日目は、キラキラの装飾がついた手作りのトライアスロン用の水着で出場。
海の上でキラキラ光って綺麗だったでしょうね!
歳永さんが優勝したのは、足ひれのフィンをつけずに、海中を垂直に潜った深さを競う種目です。
事前に何メートル潜るかを申告し、その深さにあるタグを取って戻ってくれば、記録が認められる、距離を1メートル伸ばすのも大変な競技だそうです。
歳永さんは、自己記録より5メートルも深い距離の38メートルを申告。
そして一息で43mの深さまで潜り見事優勝されます!
いきなりの世界大会の優勝、すごいですね!
地元の静岡を表敬訪問されています。
自作の水着で出場している理由
お金持ちの趣味のようなイメージのフリーダイビングですが、やはり専用のスーツは1着10万円以上するそうです。
練習でも大会でも1着では足りず2年も経てば買い替えの必要があり、専用のフィンやゴーグルも高額で、練習費用のほか、移動や滞在でも出費がかかるようです。
ほとんどの選手が働きながら競技を続けていますが、会社経営者や弁護士などの比較的収入が高い選手が多いそうです。
歳永さんの仕事は、アーティスティックスイミングの水着製作をされています。
日本代表の衣装を作った経験もあるほどですが、収入は不安定なうえ、新型コロナウイルスの感染拡大で、売り上げは落ち込んでいました。
ですが、練習用も大会用も、自分で水着を作れば全て無料になります。
スパイダーウーマンの水着は、スパイダーマンの全身タイツをオーダーされたときに、余った生地や装飾を使って作ったそうです!
お仕事はアーティスティックスイミングのデザイナー!
歳永ゆきねさんは、シンクロの水着のデザインをされる、コスチュームデザイナーさんなのです。
1998年桑沢デザイン研究所に入学され、これまでにも多くのコスチュームを作り出されています。
なんと、ロンドンオリンピックの時の日本代表のシンクロ水着は、歳永ゆきねさんの作品が採用されているのですね!
1998年桑沢デザイン研究所に入学され、デザインや縫製や製図を学んで、自分のシンクロ水着を作って泳いだ事がコスチューム制作の原点になり、これまで多くのコスチュームを作ってきました。
今後も今まで以上、多くのコスチュームをyukine costumeブランドとして世に送り出していきます。
出典:http://yukinecostume.com/info_yukinecostume.html
こちらは賞をとられた時のコメントです。
歳永 ゆきね氏(1部D3A)/ファッションデザイナー
普段、シンクロの水着のデザインと縫製をしています。
桑沢の3年間はシンクロの水着しか作っていなかった感じでしたが、それから12年たってもまだシンクロ水着を作り続けています。
昨年のロンドンオリンピックで採用された私の作ったシンクロ水着はみなさんの目にとまったかと思います。現在、今年の7月にバルセロナで開催される世界水泳のシンクロ水着の制作に追い込み中で頑張っています。
今回、このような賞をいただきましてありがとうございました。
出典:http://www.kds-doso.net/subwin/news/21sub/05.html?KeepThis=true&TB_iframe=true&height=480&width=720
ロンドンオリンピックのシンクロナイズドスイミングの日本代表のコスチュームデザインでは、ご自分の選手経験も生かして、スワロフスキーのラインストーンを1着に4000個使用した水着や、高さが揃っているか一目でわかるような練習用にデザインした水着なども作られています。
出典:https://www.tv-tokyo.co.jp/mirai/backnumber/index.html?trgt=141204
現在は、衣装デザインの他に、マスクのデザインも手がけられています!
シンクロの衣装はなかなか買えませんが、マスクだったら普段でも使えますね!
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コスチュームデザイナーでフリーダイバー!
現在、歳永さんは、静岡のダイビングスクールで講師をされていますね!
世界大会で優勝した歳永さんは、世界ランキングを圏外から4位まで上げられました。
この活躍を知った地元・静岡の会社からは、フリーダイビング用のスーツ2着をプレゼントされたそうです!
手作りの水着と自己流の素潜りで43メートルまで記録を伸ばしてきた歳永さん。
競技の知名度を上げて、魅力を知ってもらうためにも記録を伸ばして大会で優勝したい
現在、歳永さんは、静岡のダイビングスクールで講師をされています。
今年も夏に向けてツアーなど開催されるようです。
海が好きだったらぜひ潜りを教えてもらいたいです!
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