鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)さんは、中東・アラブ諸国で日本で一番有名と言われる日本人です。
SNSのフォロワー数は、アラブ人約10万人超え!
「激レアさんを連れてきたで」は「普通のサラリーマンなのに王族の皆さんとめっちゃ友達」と紹介されていましたね。
普段から中東の民族衣装を着て仕事をしているという、鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)さんは、どんな経歴の持ち主なのでしょう?
アラブの王族と友達って一体なぜ?
見ていきましょう。
鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)wiki経歴や年齢
本名:長岡明
生年月日:1985年
出身地:大分県佐伯市
出身高校:大分舞鶴高校
出身大学:筑波大学卒
鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)さんは大分県の出身の現在36歳。
「鷹鳥屋」という名前はペンネームで、出身地の佐伯市の鷹鳥屋神社からもらっているそうです。
高校卒業後は上京し、大学は筑波大学に進学されます。
第一学群 人文学類歴史学を専攻し、中国、トルコ、中央アジア、中東の歴史を学ばれます。
大学で学んだトルコ・中近東の歴史は中東滞在中にとても役に立ったそうです。
大学在学中、「ガンダムを作りたい」と思って新卒日立製作所に入られます。
仕事内容は財務、経営企画でガンダムとは関係なかったようですが、社会人5年目に、外務省とサウジアラビア政府が主催する「日本・サウジアラビア青年交流団」のプログラムの募集をツイッターで見つけ、2週間の有給休暇をとって参加されました。
中東の歴史に詳しく、もともと異文化に興味があった鷹鳥屋さんは、中東に馴染みます。
大分出身ではっきりものを言う性格や、もともとお酒が飲めない鷹鳥屋さんは、ビジネス上でお酒を飲む習慣のない中東があっていたのだそうです。
九州出身だけれど、お酒が一滴も飲めない鷹鳥屋さんには、日本での飲み会が苦痛だったそうです。
飲み会のない職場を探しているうちに中東にたどり着いたともおしゃってます。
何だかすごくわかります!
お酒が飲めないものにとって、お酒の席に参加すること自体が納得がいきませんよね。
お酒を避けているうちに中東にたどり着いたというのが、自然な流れを感じます。
中東のインスタグラマーに
「日本・サウジアラビア青年交流団」のプログラムが終了した後も、外務省のパーティーなどに、現地の衣装で顔を出しているうちに、SNSをやることを進められ、中東で人気に火がつき、インスタグラマーになったことがきっかけで商社に転職されています。
大好きな漫画やアニメをアラビア語で発信していたら、いつの間にかどんどんフォロワーが増えていったのだそうです!
その後NGOや企業の中東の広報などを経て、バーレーンやカタール、アラブ首長国連邦などと交流されていきます。
アラブの王族から直接仕事の依頼
鷹鳥屋明さんは、現在はエンタメコンテンツを海外にプロデュースするなど日本と中東をつなぐ仕事と、個人での活動を両立されています。
鷹鳥屋さんは、最初は軽い気持ちで中東の衣装を身につけるようになったのですが、それが面白がられ、やがて信頼されるようになっていきます。
日本にいるときもこの衣装を身につけ、60着以上持っているんだとか。
中東と言っても国によってかぶる布の種類が違ったり、黒い留め具はアガールと言って、細かいつくりが違うのだそうです。
挨拶の作法なども地域ごとに合わせ、相手が驚くほどだったそう。
現地を理解しよう、馴染もうと、中東の民族衣装を身につけて現地の人と食事をしたり、一緒に行動しているうちに、直接仕事の依頼が来るようになっていきます。
中東最大級規模のヘルスケア業界の国際見本市でアテンドをしたり、
「うちのコマーシャルに出てくれ」と、自動車会社の宣伝ムービーに出たり、
クウェート最大のプロテイン会社のCMの依頼などが来るようになったそうです。
鷹鳥屋さんの位置付けは、アラブの面白さをネタにする「外国人タレント」のようなものなのですね。
アラブのアニメ事情と会社員
鷹鳥屋明さんは、会社員としてアニメや漫画のPRをするお仕事もされています。
中東では、「ちびまる子ちゃん」などの日本のアニメやゲームはやはり人気なのだそう。
それでも、いわゆるアイドルアニメ、オタクアニメと呼ばれるものは、なかなか公言しにくいものだそうです。
それでも中には、BLについて理解のあるアラブ人女性もいたり、同人誌の即売会もあるそうで、やはり国が変わってもファンの気持ちは同じなのですね。
アニメの吹き替えがあるためアラビア語の声優さんも増え、アニメソングは日本語でもアラビア語でも大合唱が起きるほど愛されているのだそうです。
中東アラブの王族とアニメでケンカ
仕事でカタールテレビに行ったときに、番組制作者に予定をしていなかった出演を依頼され、そのあとで経営者の方と食事をすることがあったそう。
その経営者は、カタール王族のサーニー家の方だったそうですが、その方が日本のアニメについて詳しく、2人で3時間ぶっ通しでアニメについて語り続けたのだそうです。
90年代のアニメ「スレイヤーズ」の続編、「スレイヤーズNEXT」派の鷹鳥屋さんと「スレイヤーズTRY」派の王族で意見が分かれ、取っ組み合いになるほどのケンカに。
周りのボディガードたちは何を言っているのかと、ポカンとしていたそうです。
推しのアニメのことで、取っ組み合いのケンカができるほど心が通じていたということですね!
その王族の方も心ゆくまでアニメの話ができて嬉しかったのではないでしょうか。
中東で日本一有名なサラリーマン鷹鳥屋明の経歴 まとめ
日本で会社員をされながら、中東でインスタグラマーとしても活躍する鷹鳥屋明さん。
中東・アラブ諸国の深い知識と、中東が好きという思いからエンタメだけでなくいろいろな分野で活躍されているようです。
王族とつながりがあるなんてすごいですね!
鷹鳥屋さんを通して、中東を勉強したら知らない面がたくさん見られそうです。
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