ジャム・セッション 石橋財団コレクション × 鴻池朋子 鴻池朋子ちゅうがえりの感想

鴻池朋子さん アート・美術
ちゅうがえり

こんにちは!
本日は鴻池朋子さんの展示を見ようとアーティゾン美術館へ。
元ブリヂストン美術館。ずっと休館しているな〜と思っていたら2015年5月から休館していたんですね。ついに!リニューアルオープン!
「ARTIZON」(アーティゾン)は、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平、という意志が込められているんだそうです。

行く前にやっておくこと

地下鉄千代田線の京橋駅から徒歩2分のアーティゾン美術館。
新しくできたばかりの建物なのでどこもピカピカ。洗練されたビルディングです。

会場や期間は?

ジャム・セッション 石橋財団コレクション × 鴻池朋子 鴻池朋子ちゅうがえり
アーティゾン美術館

6階 鴻池朋子ちゅうがえり
5階 「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」
4階 常設展 (新収蔵作品特別展示:パウル・クレー、印象派の女性画家たち)
会 期 : 2020年6月23日[火] – 10月25日[日] ※会期変更
休 館 日 : 月曜日 (8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間 : 10:00 – 18:00*入館は閉館の 30 分前まで
会場:アーティゾン美術館6階展示室 鴻池朋子ちゅうがえり

チケットの予約や取り方、料金の詳細

6階の鴻池朋子ちゅうがえりの他に4階の常設展(新収蔵作品特別展示:パウル・クレー、印象派の女性画家たち、5階の「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」が見れます。
どれも見応えたっぷり。とてもお得な感じ。
チケットはWeb予約しました。
Web予約は1,100円
当日券だと1,500円です。(Webチケットが売り切れていない場合のみ)
けっこう値段が違います!ウェブ予約をおすすめします。

「鴻池朋子ちゅうがえり」見どころ紹介

鴻池朋子(こうのいけ ともこ)さんについて

野外でのインスタレーション 海外での大規模な企画展示など、人々の言葉や歌、動物の皮など、様々な手立てを借りて制作を行う、日本を代表する活躍をされている方なのですね。
美術館や博物館という枠を再構築し、五感を通じて全身で作品と出会うことを試みているという方です。見る側への問いかけも感じつつ、作品世界に入ってきました。

展覧会タイトル、ジャム・セッションとは?

「ジャム・セッション」は、アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品とアーティストの作品のセッションによって、次代へ向けての架け橋となる展覧会を目指す試みですって。
第1弾となる今回は、絵画や彫刻、インスタレーションを通して、芸術を問い直すアーティスト・鴻池朋子さん。新しくなった美術館をみたいので出かけます。

見どころ① 森の中の生き物がうごめく世界

大きな宇宙のような森の中にまぎれこんだ…。
入り口を入って行くと、暗い森の中に入り込んだような錯覚に。薄暗い森の中にぶら下がる巨大な皮の生物。ぐるりと襖絵を取り巻く木版画や、浮かび上がるオブジェ。頭の回路がぷつぷつと切れていって、自分が小さな生き物になっていくような感覚になっていきます。

皮緞帳

生き物みたいな皮緞帳

外は真夏のオフィス街だというのに、虫の鳴き声や山からの歌声が響きます。影絵の中にいながら虫の声と何かの音を同時に聞いていると、スケールの大きな宇宙のような森の中のような。。どこにいるのかわからなくなっていくような気がします。

会場をぐるりと取り巻く襖絵とそこに滑り台。滑り台は、周りに人が少なかったので、遠慮なく滑ってみました。思いの外勢いよく滑れます。楽しい。

ふすま絵

ふすま絵の向こうとこちら

影絵

音に囲まれた影絵

ギュスターヴ・クールベの《雪の中を駆ける鹿》が、動物の皮や、オブジェと一緒に並んでいる。この絵画の製作された時代を考えると、展示されている動物の毛皮が何とも生々しく感じられてきます。撃たれるシカの油絵と獣の皮が並んでいます。
作品のぶら下がっている毛皮は害獣駆除で殺された動物の毛皮を、なめし工場できれいになめされたものを作品にしているということでした。最初レプリカかと思ってみていたのですが、説明を読んで本物なのかと息を飲みました。こんなにいっぱい。
日頃、ジビエとして鹿を食べたり、普通に肉を食べたりしています。駆除された動物の毛皮は廃棄されるものがほとんどとか。うっかり忘れてしまいますが、今だって人間は狩猟採集の中にいるよね。

獣

見どころ② 物語るテーブルランナーと映像作品

毛皮のトンネルを抜けて進むと、そこは物語るテーブルランナー、手作りの刺繍の世界。展覧会で知り合ったかたたちの、絵本のような作品がたくさん並んでいます。口頭で話すことによって、脚色されていくところが大事だという、行く土地で知り合った方の口伝えの昔語りをひとつひとつ刺繍にされています。そしてその奥から歌声が聞こえてきます。。雪深い山の中に入ってきた
秋田の雪深い森の中を獣の皮をかぶって歩く映像が、歌声とともに染みてくる。私はこういう映像はそんなに足が止まらないことが多いのですが、この歌声は染みてじっくりと聞き入っていました。

刺繍

刺繍

見終わっての感想

足を踏み入れると圧倒的な世界観に引き込まれてしまいました。作品の素材と、モチーフが一体となって生き物のよう。
ビルの中なのに、自然か宇宙の中にいるように心地よく、また深い闇に沈み込んでいくような。自分の中の深い自然の記憶のようなものに繋がるような展示でした。視覚や聴覚、触覚などいろんな感覚を使って、感じる展示でした。ぜひ体感して欲しいです。
ぼーっとして会場を出ると、やはり外は炎天下のビルで白昼夢から冷めやらぬ気持ちになります。

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