暦上では1年の始まりとされる節分が、2021年は2月2日。
節分が2月2日になるのは、124年ぶりなんですって!
時間のズレによる暦の調整のためだそうです。
年が切り替わる節分に、恵方参り(えほうまいり)をするという風習があります。
この、「恵方」とは、陰陽道でその年の福の神さまがいる方向(恵方)にお参りをするというもの。
お作法や良い日取りがいつなのか気になって調べてみました。
今年はコロナで、まだ初詣にちゃんと行けてない!と言う方ぜひ。
節分とは季節の変わり目
旧暦では立春の頃が一年の始めで、最も大切な日とされていたので、一般的に節分といえば、立春の前の日を示すようになりました。
本来、節分とは季節の変わり目の、立春・立夏・立秋・立冬の前日のこと。
立春・春分
立春を一年間のスタート、新年とすると、節分は大晦日にあたります。
そのため、現在でも節分のことを「年越し」という地方もあるのだそうです。
立夏・夏至
立夏はこの日から夏が始まる日で、田植えの季節ですね。
田植えの季節に、女たちは少しでも楽しく作業をしようと歌を歌いながら田植えを行い、その風習と豊作を願う神事が結びつきました。
また、夏至は一年でもっとも昼が長い季節です。
太陽のパワーがもっとも強い、夏至の日にお祝いをする地方もあるようです。
立秋・秋分
立秋は毎年8月7日頃。
最高潮まで高まった夏の暑さが下降して、秋の気配が始まるというのが立秋。
一番暑い頃ですね。
お盆の前に、盆踊りや夏祭りの季節です。
秋分は昼と夜の長さがほぼ同じになり、秋分は毎年9月23日頃になります。
秋分と春分の年に2回を彼岸として、ご先祖の供養をする頃ですね。
立冬・冬至
立冬はだいたい毎年、11月7日か8日です。
冬至は暦の上では冬の真ん中、1年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。
恵方参りとは?
恵方とは、「その年の福や徳を司る神様である『歳徳神』(としとくじん)がいる方位」のこと。
2021年の恵方の方角、丙(ひのえ)南東よりの南の方角の神社仏閣にお参りをします。
運をつかんで引き寄せる!
恵方参りをやっておくと、普段だったら自分では気づけないようなチャンスに気がつき、チャンスに乗る知恵や勇気が与えられるんだそうです!
2020年から2022年の3年間は、天の気を調整する役割があるのだそう。
お参りにふさわしい年間通しての日にち
昔は新年を迎える日が立春の日だったので、本来の恵方参りは、2月の立春の節分の日にお参りしていました。
今は、恵方参りに特に決まった日にちはなく、毎日でもいいそうです。
特に、立春から一週間の間、毎月の節入り日、春分、夏至、秋分、冬至。それから日盤切り替えの時です。
この日がおすすめですが、無理なら前後1週間が特におすすめ
2月3日(立春)
3月20日(春分の日)
4月4日(晴明)
5月5日(立夏)
6月21日(夏至)
7月14、15日(日盤の切り替え)
8月7日(立秋)
9月23日(秋分)
10月8日(寒露)
11月7日(立冬)
12月22日(冬至)
2022年の1月10、11日(日盤の切替)
恵方参りに行ってすぐか、3ヶ月後くらいにインスピレーションが湧いたり、はっと何かに気づくことが増えたりと、効果が感じられるそうですよ。
恵方参りをする方位
2021年の恵方の方角は、丙(ひのえ)の方位。
自宅から半径750m以上離れた丙の方位、南東(南でよい)の方角にある神社仏閣にお参りをします。
教会でもモスクでもいいのでご自分が信じている神様が祀られているところ。
お墓と、お稲荷さんの神社は神様の場所ではないので避けます。
神社の中の一角にあるぶんには問題ないそうです。
お参りする時間帯は午前中、早い時間がベスト。
午後1時、2時くらいまでには参拝するとよい。
恵方参りの後に、年の切り替わる新しい年の、初めての買い物をするのも大事なのですって。
お参りのお作法
通常通りに参拝してから、右手の人差し指で上を指差し、左で地を指して、
「私は天地人です。私にチャンスをください。私にチャンスを見抜く知恵と勇気をください」
と言うような意味のことを唱えるんですって。
ちょっと恥ずかしくてできない人は、心の中で唱えても良いそうです。
このポーズはお釈迦さまの有名な、「天上天下唯我独尊」の指さしポーズですね。
ちょっとダンスを踊ってるような…。
天と地と自分をつなぐという意味があるそうです。
天の気が体の中に入ってきて、片方の手から地に降りて行く。
天から龍が降りてきて、自分の中を通って地に帰っていくイメージですって。
生命の根源、神仏天は龍などの神の気、母の気、地は自分のルーツ。
人のいなさそうな朝早い時間に行くといいみたいです。
恵方置き
家の中心から方位磁石で方位をみて、南東(南でよい)、丙の方位に、何か黒、白、グレーの物をおくのですが、それは風水的にあまり相性がよくないので、墨文字で書いた書道やお札を額縁に入れて、窓の上や横の壁におく。
金製品や銀品も合わせて一緒に置いておくとよいようです。
お参りする神社は毎回違っても大丈夫です。
恵方参りについて詳しく解説されている九星気学・井上裕紀子さんの動画です!
引用元:https://okonomijyoho.com/7559.html
2021年節分まとめ
いよいよ本格的に2021年がスタートする、切り替えの日という節分!
暦の変化にのっとった風習ですから、日本人の気質にあっているはず。
自分の家から、南方向に750m以上離れた神社仏閣が意外とたくさんあって驚きました。
これはぜひ行ってこなくては。
初詣に行けなかった方もぜひ!
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