大森南朋の父、白塗りの舞踏家『翔んで埼玉』麿赤兒とは?大森親子の過去について

麿赤兒さん ドラマ
麿赤兒さん 出典:https://www.cinematoday.jp/news/N0107287
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最近イケオジとして浸透している大森南朋さん!
映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」(監督三池崇史、今夏公開)に出演!
大森南朋、気の良い「妖怪オールスターズ」を結成し、特殊メークに2時間半をかけ、最強の敵・妖怪獣に立ち向かう!
ですって!

そしてそんな大森南朋さんのお父さん麿赤兒さんが、毎週水曜深夜に放送中の激辛グルメコメディドラマ「ゲキカラドウ」に出演されてます!

この上の段の真ん中の方。
美輪明宏さんと一緒に舞台に出ていた…あの怪しい白塗りの怖い人…
https://engekisengen.com/genre/play/12890/

こんなに堂々と連ドラに。コメディに!いいの?
なんか、暗闇にいそうな気が。
そういえばこの前ルパンの娘にも出ていたような。
大森南朋さんのお父さん、麿赤兒さん。
読み仮名は、「まろあかじ」さん。
一体どんな役者さんでしょうか!?そして大森親子の関係って!?

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麿赤兒(まろあかじ)さんプロフィール

麿赤兒(まろあかじ)
本名:大森宏
1943年三重県津市生まれ
映画監督/大森立嗣、俳優/大森南朋の父親。
早稲田大文学部中退。
前衛舞踊の様式である暗黒舞踏を形成した舞踏家、土方巽に師事。
64年、唐十郎の劇団、状況劇場に参加。
72年に舞踏集団・大駱駝艦を旗上げ主宰する。

1972年に舞踏集団「大駱駝艦(だいらくだかん)」を旗揚げし、舞踏に大仕掛けを用いた圧倒的スペクタクル性の強い様式を導入。
“天賦典式”(てんぷてんしき)と名付けたその様式は日本はもちろん、1982年のフランス・アメリカ公演で大きな話題となり、「Butoh」の名が世界を席巻する。
舞踏家として、毎年新作を国内外に向けて勢力的に振付・演出・上演し続けている一方で、映画・TV・舞台で独特の存在感を放ち、各方面から多くの支持を得ている。
出典:http://www.dairakudakan.com/camelarts/maro.html

ずっと舞踏家で活動されている方なのですね。
クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル Vol.1」ではやくざの親分役で出演。
最近では「ルパンの娘」の華の祖父・巌役や、映画『翔んで埼玉』で“白塗りの男”西園寺宗十郎を演じていましたね。
やはり、衣装が奇抜なほうがしっくりします。
明るいところで見てはいけないようなイメージ。

麿赤兒ルパンの娘

麿赤兒ルパンの娘
出典:https://realsound.jp/movie/2019/08/post-388218.html

舞踏の賞もたくさん採っている
麿赤兒さん

麿赤兒さん
出典:http://camelarts.dairakudakan.com/

麿さんは舞踊評論家協会賞などをはじめ、色々な賞を受賞されていますね。
最近では、「俳人、山頭火にちなんで、魂を揺さぶる表現者に送られる」第一回目の「山頭火賞」を麿さんが受賞されています。

出典:https://www.shunyodo.co.jp/blog/2018/09/dai1kai_santouka_sho/

この時のインタビューで、麿さんは
「自分の人生は行き当たりばったり。
負けるところから始まると考えてきた。
泳いでいて溺れて、手足をばたつかせたら逆に溺れてしまう。
気絶していたほうが助かるかもしれない。」

とか、「これからの時代は逃走本能が大事、逃げても逃げても結局出てくるものがある。」
など独特の発言をされています。
また、「踊りは虚無や絶望から生まれる だからカッコつけている人を見るとからかいたくなる」
などともおっしゃっていて、力が抜けているようで、全てを見透かしているような、歴史の流れの中でいろんな経験を積まれた先駆者だなあと感じさせます。

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大森親子の関係は?

麿赤兒さんの息子さんが映画監督の兄、大森立嗣(おおもりたつし)さん、俳優の弟、大森南朋(おおもりなお)さんなのは有名なようですが、この一家の関係ってどうなのかしら?と思っていました。
こういう強烈なお父さん…
どうしたってすごい影響を受けてしまいそう。

お父さんの手が大森さんの頭をつかんでいる?
昭和の悪い男にしか見えませんが。
子供時代の大森南朋さんの、この表情は何を意味しているのでしょう…。

兄・大森立嗣(たつし)さんが監督をされた、瑛太と松田龍平が便利屋のコンビを演じる映画『まほろ駅前多田便利軒』には、父親である麿赤兒さんと、弟の大森南朋さんも出演されていましたね。

キャスティングの経緯を聞かれた大森監督は
「親父はだいたい『わしは就職活動中だ!』とかワケわかんないこと言ってるから、じゃあ出てもらおうかみたいな感じで(笑)。
南朋は、メシ食ってるときに『出る?』って聞いたら『おぅ、出る出る』みたいな軽〜い感じでしたね」と笑顔で説明。
監督ファミリーを間近で見た感想を聞かれた瑛太は
「いや〜、ホント素敵な光景でしたよ。(現場で)3人で家族写真みたいな感じで撮っているのを見て、和みました」と話していた。
出典:https://www.moviecollection.jp/news/10331/

ええっ!まさかの仲良し親子?
破天荒すぎる父親に、息子は反発。
そして断絶という親子像を、勝手に想像してました!

映画監督である大森立嗣さんがインタビューで、お父様のことを話されています。

「親父の舞踏を観に行った記憶もかすかにあるが…… 、メチャクチャな親だった。
あの親を見て育ち、わかったことは、生きているだけで人には価値がある、生への圧倒的な肯定―、そういったら、ちょっとほめ過ぎだろうか…」
大森立嗣(おおもりたつし)1970年東京生まれ。
『ゲルマニウムの夜』(2005年公開)を初監督。映画「マザー」(長澤まさみ主演)を監督。
出典:https://mypage.mag2.com/ui/view/magazine/162344105?share=1

褒めている!
色々な捉え方をできるようなコメントですが、愛情を感じますね。
父親としてはちょっとムチャクチャだけど、舞台人として尊敬しているような感じ。
圧倒的な肯定感を得られるなんて、やはり麿さんの生き方はすごく良い影響を息子さんに与えているということ?
父の背中を見て、同じ世界へ。

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麿さんの教育?

麿さんは芝居や踊りに夢中で、2人が子供の頃に家を出てしまい、ほとんど教育みたいなことは何もしてないとおっしゃってます。

「おい、クスリはやるなよ」とか「まぁ、女はうまいことやれば何とかなる」なんてことは言いましたけど、だから「ああいう立派な息子さんを育てるにはどうしたらいいですか」と聞かれますと、「ほったらかしがいいんじゃないですか」と答えてます。
僕が親父らしいことを言ったのは「友達は選べよ。いい友達を作れ」ぐらいじゃないですかね。
あとは「喧嘩は強くな」とか「女は泣かすなよ」とか、そんな程度でね。

下のほう(南朋)は学校の先生に
「お父さんの職業の絵を描きなさい」って言われて、真っ白けの幽霊みたいな絵を描いて
「うちのお父さん、お化けです」って言って、呼び出されたみたいですけどね。
出典:https://www.asagei.com/excerpt/158043

学校の先生には怒られそうですが、いいことも言ってますよね…。
でも過保護にするより、好きなことを自由にやらせて、思い切り自分の道を生きてる父親の背中を見て育ったら子供は意外としっかりしそうです。
白塗りのお化けが職業って、先生だったらふざけてるのか、何か家庭に問題があるのかと心配してしまいそうですが、麿さんの場合は本当のことですもんね。
先生も大変です。

長男の立嗣さんの監督作(まほろ駅前多田便利軒)で、南朋さんと共演されてるけれどそういう現場ってどんな感じなんですかという質問に、

僕、芝居がちょっとオーバーになっちゃう時があるんですよ。
そうすると、監督はちゃんと演出しますよ。
「親父、普通にやってくれ」とか、「ちょっとオーバーじゃないか」とかね。
素直に「はい」って言いますけど。

まぁ、彼には彼の全体のイメージがありますからね。

うーん、まぁ、でも、いい気持ちですよ、息子に指図されるのは。
そんなに現場を騒がしてもしょうがないし。
「監督、どうしたらいいでしょうか」とか言いながら、おとなしくやらせてもらってます。

なんか、すごく愛情を感じます。
お父さんの影響を受けている息子さんたちと、息子を立てている親父。
「うちの場合は息子の七光り」とも発言されていました。
ほったらかしにしていたにも関わらず、同じ表現者として歩んでいるのが嬉しいのでしょうか。
昔は、白塗りの迫力が怖かったのですが、いい人そうだなあ〜。
お年を召して丸くなられたのかしら。
ついほっこりしてしまいます。


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おわりに〜大駱駝艦が公式YouTubeチャンネルを!

大駱駝艦が公式YouTubeチャンネル「こと問はず 舞い それ答えずして をどる」を開設した。
出典:https://natalie.mu/stage/news/378452
ソロ舞踏動画が配信されるそうですよ。

チャンネル開設にあたり麿さんは、
「神」が、「人」が、恐怖をもって人類を支配した時もあるが、
さしあたり、今回はウイルスが人を恐怖で操っている。
「ここしばらく、素直に操られ、電脳に頼ってみようと思ったのだ。愛のウイルスが勝利するまで!」

とコメントされていますが、やはり麿さんは愛の人だったのですね。
なんか、好きになりましたよ。
大森さんも妖怪だし、麿さんとともに、大森親子のこれからの活躍、ドラマも楽しみにしてます!

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