5月21日の「ザワつく!金曜日」に中野瑞樹(なかのみずき)さんが出演されます!
中野さんは2009年から11年間、フルーツしか口にしていないという生活をされている日本人の方です。
すごい!ここまで厳密なのは世界中でもこの方以外にいるのでしょうか?
中野瑞樹(なかのみずき)さん。この方は何者なの?
どうしてフルーツ食をはじめたの?
気になって仕方ありません!調べてみました。
5月21日(金)18:45から放送の「ザワつく!金曜日」(TV朝日系列)に出演予定です。
(※ただし、一部地域を除く)
フルーツの知って得する情報もお話します✨@zawatsuku_ex#ザワつく金曜日 pic.twitter.com/HKcGHyK7Ik— 中野瑞樹@体を張るフルーツ研究家|4200日超の果食実験|水お茶なしフルーツ中心に99.9%果実だけ (@mizuki_nakano) May 16, 2021
中野瑞樹さんの経歴
中野瑞樹(なかのみずき)さんは、2009年9月28日からお肉も穀類も野菜も口にしておらず、お水もお茶もお酒も全く飲んでいないそうです。
果実だけ。
フルーツ好きだった私は、初めてこの方を知った時、衝撃を受けました。
そんなことが可能なの?なぜそこまで??
中野瑞樹(なかの・みずき)
出身地:和歌山県
生 年:1976年
身 長:172㎝
体 重:50kg
学 歴:京都大学農学部
中野さんは、子供の頃に観た『野生の王国』(TBS系)がきっかけで砂漠緑化の研究者を目指し、京都大学農学部に進学されます。
在学中にアメリカ国立海洋大気局にて客員研究員に。
2001年から4年間、東京大学工学部(経営工学系)で教員として勤務されます。
2004年よりフルーツの魅力を伝えるべく、フルーツセミナーを開始。
2009年9月からフルーツ中心に果実だけの食生活実験を始められています。
中野さんは研究者なのですね。
しかもすごい優秀な方。
今は自分自身を実験台として、フルーツの研究をされています。
フルーツだけで生きる理由はなぜ?
中野さんは学生時代、砂漠緑化の研究をされていました。
毎年、北海道と九州合わせた土地の砂漠化や森林破壊を食い止めるのに、緑が消失していくスピードが速すぎて研究のレベルでは追いつかない。
そこに経済、お金が関わる仕組みを作らないと解決しないと思っていました。
きっかけは、アメリカで80年代に出版された、「健康のため野菜とフルーツをしっかり食べましょう」という内容の本に出会ったこと。
その中に「フルーツは完全食である」と書かれてあり、雷が落ちたかのような衝撃を受けたのだそうです。
健康増進のために誰もが毎日しっかりフルーツを食べるようになれば、世界中の生産者さんたちがもっと実のなる樹を植えてくれる。
緑が増えれば、地球温暖化対策にもなる。
70億人でフルーツを食べること、それが砂漠緑化の解決策だと確信したのだそうです。
なるほど…!!ただフルーツが好きで始めたわけではなかったのですね!
砂漠緑化の研究をしていたからこその、発想と出発点。
それはフルーツ食のことを、人体実験と呼んでいるのも納得です。
そして中野さんは、本を読んだ1年後の2004年10月には、フルーツのセミナーを始められています。
しかし、いくらセミナーで「フルーツがいいですよ」「健康な人なら、少々食べ過ぎても大丈夫ですよ」と言っても、
証明するエビデンス(実証)がないので、説得力を持たなかったのだそうです。
そこで自分の身体を実験台にして、フルーツをたくさん食べた場合に、人間の体にどういう反応が起きるのかを調べようと思ったのだそうです。
つまり人類の健康と、地球の環境のためのフルーツ人体実験なのですね。
すごい発想!
ご自身で死んだら体を献体してほしいとおっしゃっていました。
もう死ぬまでフルーツ以外食べないのでしょうか…?
研究者の覚悟と使命感を感じます。
軽い感じでメディアに取り上げられますが、もしかしたら健康を害してしまうかもしれない、フルーツしか食べない人体実験。
圧倒的本気でなければできないことです。
フルーツ食の準備期間はどれくらい?
腸内環境がフルーツに順応したものでないと栄養が足りなくなってしまうため、中野さんは徐々にフルーツだけで生活できるように体質を変えていきました。
中野さんがフルーツ食を始められたのは、2009年の9月28日からだですが、やろうと決めたのは4ヶ月前の2009年の5月です。
お肉はその前の2006年の3月に止め、スタートする6年前の2003年からは朝食はフルーツのみ。
肉以外の魚介類、やきそばやお好み焼き、カレー、ビールなど、フルーツ以外の食べ物への欲求、執着を取るのに4ヵ月かかったそうです。
実際に始めるまでに6年かけている!!
マネをするのは危険だから絶対にやめてとおっしゃるはずですね。
中野さんはいたって健康だそうで、ご自分が亡くなったら献体して欲しいとおっしゃっています。
徹底して研究者なのですね。
フルーツだけ食べていて病気にならない?
中野さんの完全フルーツ食は、体に良い変化をもたらしているそうです。
病院で検査した際のこと、骨密度が一般の人よりも3割増しになっていたそう。
なぜかは判明していないけれど、、フルーツに含まれるクエン酸には、カルシウムを水に溶けやすくする働きがあり、そのことが関わっているのではと推測しています。
腎臓の数値が良い。
お肉などを摂ってないので老廃物が少なく、腎臓への負担が少ないせいかと推察。
その他には、すね毛も果実食に変えてから約2年ほどで抜けてしまい、肌がスベスベに。
また、嗅覚、味覚、触覚がとっても敏感になり、電車の中で臭いをきつく感じることが増えたそうです。
長い時間をかけて、体の内側からフルーツ食に合わせていったから起きた変化なのでしょうか?
マネはしないでと言われていますが、いまより多めにフルーツを取ることはいい効果がありそうに感じますね!
フルーツは甘いから太る?
フルーツは太る?太らない?【果食実験4000日記念】
【誤解を斬る】シリーズ第3弾!
4000日以上、フルーツ中心の食生活を送ってきた中野瑞樹が、「フルーツは太るの?」にお答えします。
その他、#ダイエット のためのフルーツの食べ方など情報満載。https://t.co/PHT2eyPN95#フルーツダイエット pic.twitter.com/lZCdJe5VZ6— 中野瑞樹@4000日超【ほぼ100%果実食】実験中!|the Japanese Fruitarian (@mizuki_nakano) September 13, 2020
日本のフルーツ摂取量 国連の供給量175国中135位という低さ
残念ながら、医療関係者を含め、フルーツとお菓子を同列に扱う方がまだまだ多いとおっしゃいます。
国内外の公的機関の言う通り、フルーツは毎日(毎食)の必須食品なのだそうです。
確かに、昔は野菜に近いイメージだったけど、今はスイーツに近いかも。
最近の果物は、果糖が多いから食べ過ぎに気をつけてと言われることもあります。
実際には果物をたくさん食べても、太らないんでしょうか?
フルーツを食べても太らない
フルーツを食べると、太るとか、中性脂肪が上昇するとか言われますが、中野さんはフルーツ食を始めてから、どんどん痩せていったそうです。
季節によって変化はあるものの、体重は50弱から54kg、ウエストは60から67cmの間。
血糖値も至って正常。
冬場は痩せないようにするのが大変で、みかんを2kg食べてもアボカドを毎日2個食べても痩せていくそうです。
痩せたいなら食後には食べず、食事の最初に食べることが大事。
国連WHOも、糖尿病予防のために毎日のフルーツ摂取を勧めています。
日本糖尿病学会も、糖尿病患者であってもフルーツはビタミン、ミネラル補給に大切な食品なので一定量(一日80kcal)を摂ることを推奨。
フルーツを食べることで、脳は速やかにブドウ糖を取り入れることができます。
海外研究では、フルーツに含まれているポリフェノール類が脳機能を高めるという論文はいくつもあります。
あと、アルツハイマーのリスクも下げる効果もあります。
リンゴやイチゴがアルツハイマーのリスクも下げたり、進行を遅らせるといった研究論文もあります。
出典:https://www.excite.co.jp/news/article/Shueishapn_20160922_72200/
10年以上もフルーツ生活をされている中野さんが仰っているので説得力があります。
八百屋さんに並ぶフルーツも年々甘くなる印象です。
そういえば子供の頃、みかんは段ボールに入っていたのを数を気にせずに食べていたし、りんごも毎日まるごと2〜3個は食べていました。
昔はあんなに食べていたのに、いつの間にかフルーツの食べ過ぎはいけないと刷り込まれてしまった気がします。
フルーツだけで生きる理由 まとめ
本当に、最近の傾向では「フルーツには果糖が多いから取りすぎはよくない」ということが強調されている気がします。
素人の良い加減な情報に振り回されないで!と中野さんもおっしゃるように、フルーツ好きとして意識を改めなければと感じました。
子供の頃はあんなに食べていたのに、いつの間にか食べる量が減っていたかも。
中野さんの存在を知ったことで、フルーツの摂取量を増やして良いのだと思うようになりました。
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