毎年、年末年始に放送を心待ちにしている満島ひかりさんの乱歩シリーズ。
再放送で大いに盛り上がりました!
2021年1月12・13・14日 19:00 NHK BSプレミアム
シリーズ江戸川乱歩短編集!
2月、3月にも、ついに新作・明智君が見れる!
しかも、日本の子供(だった人達)のDNAに、インプットされていると思われる少年探偵団!
楽しみすぎる。
そして、我々世代の『少年探偵団 BD7』が放送終了した76年3月から45年の歳月を経て、2021年3月23日に新!少年探偵団シリーズとして明智小五郎に満島ひかりを迎え《ほぼ原作通り》にBD7が復活するのである!#怪人二十面相#少年探偵団#妖怪博士#BSプレミアム 夜7時https://t.co/mol72LpFJX pic.twitter.com/x4DinoildN
— 佐藤佐吉 Sakichi Sato (@sakichisato) March 10, 2021
子供の頃に図書館で読んだあのシリーズ、表紙もぼろっちく、黄ばんだ紙のあの本をまた読みたいな〜。
日本のクリエイター達が昔から映像化している乱歩作品!
江戸川乱歩といえば、こちらの短編作品にとどまらず、遡っていくとたくさんの映像作品がありますね。
昭和の文豪、乱歩の退廃美、猟奇的、怪奇、エログロナンセンス…。
実は、乱歩自身も映画というメディアから強い影響を受けていたと言います。
「芸術表現の手段として、文学、絵画、音楽等を引っくるめて、活動写真に及ぶものなしとまで思いつめている」
というほど。
江戸川乱歩 えどがわ らんぽ
日本の推理小説家。
1894年10月21日生まれ、三重県出身。
筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーをもじったもの。
早稲田大学政治経済学部を卒業後、大阪の貿易会社に就職。
その後、古本屋開業を経て、蕎麦屋、新聞記者など職業を転々とした後、1923(大正12)年に「二銭銅貨」で作家デビューを果たす。
その他の代表作は『人間椅子』『黒蜥蜴』『陰獣』などを始めとした本格推理小説や、『怪人二十面相』『少年探偵団』などの少年向けの推理小説など多数。
大正時代から昭和時代にかけて、生涯で約130の作品を発表し、日本の近代的な推理小説の礎を築いた。
1920、30年代は、国家権力による検閲が、猟奇的な殺人を煽情的に描いた探偵小説の映画化を禁じたため、乱歩映画にとって不遇の時代でした。
敗戦後には、『心理試験』を原作とした久松静児監督の『パレットナイフの殺人』(1946)を皮切りに、多数の乱歩原作映画が制作されていきました。
その後50年代に至るまでに制作された作品の多くは、少年探偵団や明智小五郎の活躍を描く活劇ともいうべき作風のものでしたが、1960年代後半に乱歩映画のモードが一変します。
映画では東映の任侠映画が隆盛を極め、アングラ演劇や暗黒舞踏といった先鋭的な文化運動が展開しており、また、既成の文学史から排除された乱歩を含む戦前期の探偵作家の作品が多数復刻され「異端文学」としてのブームを起こしていました。
出典:https://pdmagazine.jp/works/rampo-films/
天知茂さんの明智探偵!
天知茂さんが明智探偵役の、黒真珠の美女~江戸川乱歩の「心理試験」
子供の頃、学校の図書館で借りた少年探偵団。
そして子供の頃の乱歩映像作品といえばこちら。
主に「土曜アンコール劇場」でTV放送していたのを見ていました!
「土曜アンコール劇場」は「土曜ワイド劇場」の再放送。
学校から帰ってきて、土曜のお昼にミートソーススパゲッティかなんか食べながら「氷柱の美女」や「浴場の美女」を楽しみに見ていました。
イントロにかかる音楽、芝居掛かったセリフ回しや、不安を煽るような怪しげなBGMがたまらないのです。
からくり屋敷に潜り込んだようなドキドキ感で見ていたような。
天知茂さんの明智探偵が、変装を解くシーンはマネして遊んだ記憶があります。
女優さんがみんなとんでもなくかわいい。
そして女体の裸が惜しげもなく…!
今は放送できないですね。お昼にやってましたね〜。
美輪明宏の黒蜥蜴に田村正和さんが共演!
黒蜥蜴シリーズの「黒薔薇の館」だったかに、若かりし頃の田村正和さんも出演されています。
確か、美輪明宏さんが演じる黒蜥蜴に片思いをする若者、と言った役どころだったような。
当時はまだ青い若者といった風情で、いまのダンディーさは見られなかったような。
やはり年を重ねて出てくる色気というものがあるのですね。
寺山修司とか、アングラ系の時代ですね。
初めて毛皮のマリーを見たときの衝撃はすごかったです。
美しいけれど、男っぽさもだいぶ感じられる美輪さん。
もはや性別とかの次元ではなく、ゾッとするような凄みを感じます。
田村正和さんが共演されています!
田村正和さんが明智探偵をやっていたような記憶がありますが、恋に落ちる役だった?
そして氷の中に入った標本役で、戯曲を書いた三島由紀夫さんが出演されています。
名画座にこの白黒映画を見にいきました。
同時上映のショートアニメーションが竹中直人さんナレーションの「お勢登場」で、すごく良かったのですが、探しても見当たらないのですよね。
江戸川乱歩は歌舞伎の題材にも!
2010年、国立劇場の11月の歌舞伎公演「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)」
松本幸四郎さんと市川染五郎さん(当時)の舞台。
江戸川乱歩の代表作「人間豹」を題材に、はじめて歌舞伎として舞台にかけた作品。
「人間豹」と呼ばれる半人半獣の殺人鬼と、名探偵明智小五郎の命がけの対決を描いた長編ミステリー。
江戸川乱歩の世界観を損なうことなく、怪しい空気感たっぷりの素晴らしい舞台でした。
舞台でこんなことができるのね〜!と感動した記憶があります。
詳しくはこちら:https://www.kabuki-bito.jp/news/482/
ちょっと振り返っただけでも、名作揃いの江戸川乱歩作品。
たくさんの映画作品があるので、遡ってみるのも楽しそうです。
満島ひかり明智シリーズ・乱歩の次回作は?
満島ひかりさんの乱歩シリーズ、新作が見られるみたいですね!
2021年 NHK BSプレミアム「少年探偵団」シリーズ
第1回「怪人二十面相」3月23日 19:00~19:30
第2回「少年探偵団」3月24日 19:00~19:30
第3回「妖怪博士」3月25日 19:00~19:30
新作『怪人二十面相』お伝えしたい情報沢山あるが、まずはNHKさんが予告も含めドカ~ンと打ち上げてくれないと言っていいやら悪いやら。でもこれから23日に向かって様々な媒体で満島ひかり×江戸川乱歩 新!少年探偵団の番組紹介や満島さんのインタビュー等掲載されると思うので随時紹介していきますね pic.twitter.com/sAMkm09Y97
— 佐藤佐吉 Sakichi Sato (@sakichisato) March 7, 2021
以前もしかして、次回の構想はもうあるのですか?という質問にこう答えられていた満島さん。
もうすぐ実現が見られそう。
出典:https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=17104
子供の頃、乱歩シリーズの最初に読んだ「少年探偵団」。
ずっと待っていた新作!
このお知らせを知ってからずっとワクワクウキウキ。
作品がたくさん見られることを楽しみにしてます!
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