ついに見れた現代絵画のピーター・ドイグ展!感想

公開!ピータードイグ展 アート・美術
東京国立近代美術館 看板

こんにちわ。
今回は公開を待ち望んでいたピーター・ドイグ展に行ってきました。
行こうかどうか迷っている、まだ行った事がない、美術館をこれからめぐってみたいという人は是非参考にしてみてください!
始まる前に楽しみにしていたら、コロナでずーっと見れなくなってこのまま公開されずに帰ってしまうのかしら…なんてもったいないと思っていたら、ついに公開!
行けました。見れました。平日の午前中。人も少なくゆったりと。

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行く前にやっておくこと

会場や期間は?

ついに本物が!公開ピーター・ドイグ展
会場:東京国立近代美術館  1階 企画展ギャラリー
会期:2020年2月26日(水)〜10月11日まで会期延長
休館日:月曜日(ただし8月10日,9月21日は開館)、8月11日,9月23日
開館時間:10:00〜17:00 金曜・土曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
一般料金:1700円
混雑状況によって、窓口で当日券を購入できます。
チケット料金以外に係る手数料は決済方法・発券方法に関わらず110円(税込)

チケットの予約や取り方は?料金の詳細

まず、チケット予約購入または、当日の窓口で直接購入
チケットの予約はスマホからチケットぴあにログインする。
ログインできたら、時間を選んで予約。私はセブンイレブンで支払いを選びました。
一般1700円 発券手数料110円 システム手数料220円
手数料が高い。なぜこんなにかかるの〜。
セブンイレブンにいって、そこでチケット引き取りができるのかと思ったら、一回渡された引換券を持って、その足でもう一度セブンイレブンで引換券とチケットを引き換えないといけなかった。(cloakというシステムらしいです)
面倒。。取り慣れないせい?
別の方法を選べばよかった〜と思っていたら、直接美術館の窓口で買ってる人もいました。
え、いいの?と思って聞いてみたら
「並ぶ人数が多い場合は予約の方が優先となりますので、入れなくなる可能性もありますので、予約購入をお勧めしております。ご予約にお手間がかかったようですみません。」
とおっしゃられました。ごもっともです。
でも結果、常設展もとても充実していて素晴らしく、文句なかったです。そして全く混雑せず、並びもせずにすぐに入れました。ただ日によって違うかと思われますので、当日券で行かれる方は、当日の混雑状況をご確認の上お出かけください。
(後日もう一度見たくて再訪したのですが、少し人は増えていましたが、当日券で並ばずに入れました。)

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ピータードイグ展 見どころ紹介

ピータードイグさんについて

ピータードイグさんはイギリスが誇る現代の「画家の中の画家」とされている方ですね。
イギリスの現代美術アワード「ターナー賞」にノミネートされている。
世界中の名だたる美術館で個展が開催されている。
代表作の一つの〈のまれる〉は2015年のクリスティーズ・オークションで、約2,600万米ドル(当時約30億円)で落札されたそうです。(どひゃー)
先日の日曜美術館の特集でもインタビューされていて、穏やかそうにお話をされている姿が印象的でした。
新聞広告や古い写真、映画のワンシーンをモチーフに作品を作り上げられています。

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見どころ① カナダ雪と氷、夜の川辺に吸い込まれる迫力の大画面

今回の展示はピータードイグさんの活動を三部に構成しています。
それぞれの時代、活動する場所によって選ぶモチーフや作風も変化していきます。
・カナダの雪山、自然の静かで壮大な印象の作品たち
・トリニダード・トバゴに移住してからのテーマや作風の移り変わり
・アーティスト達との文化的コミュニティ

会場に入ると、見上げるほどの大きさの絵に囲まれ、作品の世界に吸い込まれるような感覚を覚えました。人が少ないので会場が広いせいでしょうか。天井も高く感じ、静かなカナダの自然の中に立っているよう。
前半の第1章 「森の奥へ」1986~2002年の作品はカナダの雪山、自然の静かでひんやりとした印象の作品が並びます。
本物を見ないとわからない絵の具の迫力。
フロッターという絵では、男が氷の中を覗き込んでいる絵は静かな氷のはった森の中、雪が降る林の中氷の奥を覗き込んでいます。
氷の面のゆらめきを描く紫色が薄く引かれた絵の具の上に、ぼってりと白い絵の具のかたまりが画面に乗ることで、雪が降り続けています。
のまれるでは、ドイグの絵の中で繰り返し出てくるモチーフ、カヌーが黒い夜の湖に浮かび、赤く水面に写った木が燃えるよう。分厚い絵の具で何層も重ねられた水面に映る木の幹や星空。

ビータードイグ展

ピータードイグ展 館内


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見どころ② モチーフを物語に昇華させている

日本の新聞広告をモチーフにしたという作品
近くで見るとカラフルな小さな色のつぶつぶが、スキージャケットを着た人でした。作品名スキージャケット。日本のスキーの広告をモチーフに、細長い2枚の絵をつなぎ合わせたという大きな絵です。
どんな広告だったのか見てみたい。
ドイグは絵はがきや広告や映画を製作のモチーフにしていたそうですが、言われなければわからないですね。新しい物語の世界です。

絵の向こうから見られてる…!作品世界の空気感
告知のフライヤーやポスターにもメインで使われている、ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュプレ。この絵を見て、来館した方も多いかと思います。
ダム湖の白黒の絵はがきと学生時代の写真を元にして描かれたというこの絵。見ていると絵から出てくる不思議な空気が、会場を満たしているような気がしてきます。
絵の前に木のベンチが置いてあって、多くの人がここに座ってぼんやりと絵を眺めます。
するとこの幻想的な緑の景色の、柵の向こうから道化師姿の2人の人物がじーっとこちらを見ているような気がしてくるのです。

ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュぺレ

ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュぺレ
2000-02年 油彩、キャンバス

これも見ている人数が少ないので、作品対自分という関係が成り立つからでしょうか。ぎゅうぎゅうに人口密度の高い会場ではなかなかそんな空気は味わえません。とても贅沢なことだなあ。

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見どころ③ 暑いところに移動するとともに変化する作品

第2章はトリニダード・トバゴに移住してからのものでがらりと作風が変わりますね。
寒いところから暖かいところへ。色彩も絵の構成も変化します。気温が上がったような気がします。
ラベイルーズの壁という2004年の絵では壁の横をパラソルをさした男が強い日差しを浴びて歩いています。
空は青く広がって歩く男性の濃い影が、南の国の熱い空気と静けさが伝わってくるようです。

ラペイルーズの壁

ライベルーズの壁
2004年 油彩、キャンバス

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見どころ④ アーティスト達との文化的コミュニティ

ピータードイグさん、映画の上映会や、音楽ライブなどのイベントも行っていた方なのですね。
スタジオフィルムクラブでの上映映画の告知の目的を持って描かれたというたくさんの映画のドローイング、自由でワクワクします。ピンポンの絵のラケット、よく見ると顔がかいてある。ぐりぐりと。楽しい。

スタジオフィルムクラブ

スタジオフィルムクラブの映画告知ドローイング

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見終わっての感想

長く見ていても他の人の邪魔にならないので、絵の具の厚みや重なり具合がどんな角度からでもじっくり堪能できます。
美大生と思しきカップル、絵を書いていると思われる男性、近づいたり離れたりしながら、みんな一枚の前で好きなだけ見ている。
見に来る人が少なかったらとても勿体無いけど、このぐらいのゆったり感で見られるのはいいなあ。
外国の美術館で寝っ転がってスケッチしてる人がいるのを見たことがあるけどそのくらいの感覚。
作家の世界に引き込まれます。ぐぐっと。
ドイグが賞をとったその当時、絵画はもう時代遅れのメディアであるように言われることもあったとのことですが、動画でもなく、音も出ない絵の具で描かれた絵画の前で、みんなその絵の世界に吸い込まれるように見入っています。

印刷だとわからないところがたくさん。やっぱり本物はいいな~!
混雑なしに見られて、とても贅沢な時間でした。
1人の作家の移りゆく、色々な世界を見られる迫力満点ライブ感たっぷりの展示でした。

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